Withコロナ発想で活動や仕事をつくるヒント【西塔さんの投稿より】

アフターコロナへ

アフターコロナ関連の記事ばかり続いていますが、元協力隊の西塔さんの記事が考えさせられるのでシェアします。

協力隊の現状や動き、行政の中での立ち位置、生き残り戦略について書かれています。私自身、アフターコロナで移住者が増えるな、と短絡的に考えていた節があり反省しています。

まずは読んでみてください。下に記事を引用しています。

【 Withコロナ発想で活動や仕事をつくるヒント(長文)】

今、協力隊や職員さんから多数ご相談を頂いています。この辺で皆さんと状況を共有したいと思いイベントをさせて頂きます。けど応募は3名だけ笑). https://peatix.com/event/1471402

①現状: 全国の協力隊に何が起きているのか

4月以降、全国で協力隊が企画したイベントはほぼ中止になっています。観光や移住促進、情報発信などに取り組む隊員は活動を自粛。その一方で、農林業や事務系の仕事をしている隊員の皆さんは通常業務を続けています。

そうなんです。協力隊が活動しているような田舎は、感染者が極端に少なく、コロナウィルス感染症に対して都市部と温度差が大きいんです。そのため、イベント開催こそできないものの、普通に役場や地域団体に出勤し、対面で打合せをし、地域の人とも会って交流している現状があります。背景として、協力隊も(一部を除いて)公務員ですから、自粛要請の対象にもならず、原則的に在宅ワークができないという事情があります。

(ご存知の方も多いと思いますが「役場のパソコンではZoomすらつなげない」ことの方が多いです)

深刻なのは、副業先が休業等で働けなくなり、世帯収入が減っている隊員がいることです。もともと、協力隊の給与は額面16万円程度ですので、家族がいる場合は足りません。アルバイトをしたり、パートナーがパート勤務をしている場合が多いのですが、その収入が入らなくなっている人が出始めています。

さらに深刻なのは、昨年の夏以降に任期を終えて独立した協力隊OBOGです。飲食業、宿泊業、観光関連の皆さんは売上がないにもかかわらず、政府の補償の対象から外れている場合が多いと聞いています。(補償対象となるためには、”昨年度の売上と比較して○%減っていること”が条件ですが、事業開始から1年未満の人は比較対象売上がそもそもないわけです。今後なんらかの救済策が出るとは思いますが)

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②予測: これから協力隊に起こること

田舎にいる隊員の皆さんの中には、「コロナが終わった時に向けて準備しよう」という感覚の人が多いようです。

しかし、緊急事態宣言は最低でもあと1ヶ月続きます。長ければ数ヶ月続くでしょう。また、宣言解除された後も、すぐに人の流れが起きるわけではありません。3ヶ月から6ヶ月はかかる。そうして夏がすぎ、涼しくなって第2波の兆しが出れば、すぐにまた自粛要請に逆戻りするでしょう。

つまり、少なくとも1年は「人が集う活動」「人を呼び込む活動」ができない可能性があるということです。

もっと言えば、「1年」で収束するのなら、それは奇跡だということです。。。

そういう状況の中で協力隊の身に起きるのは、こんな事態です。

第一段階:様子見期

協力隊を担当する役場の職員さんも初めての事態に困惑しています。企画事業系の課は、本年度事業の仕込みと同時に、給付金や補助金の対応なども始まり、協力隊にはかまっていられません。職員と今後について打ち合わせをしても、「まずは様子をみましょう」と言われるだけの時期だと思います。これまでの残務処理や細やかな情報発信、情報収集をして過ごします。

西塔さん投稿より

第二段階:今できることを期

いよいよ緊急事態宣言が長引くと、通常の活動ができなくなり、「業務時間に何をして過ごすか」が課題になってきます。今できることをしよう!と、マスクを作っている人、他の協力隊とzoomで交流している人、片付けや整理をしている人も多いでしょう。そして、「コロナ後」に向けて企画を作っている人も多いはずです。が、しかし。。。

第三段階:ミッション変更期

残念ながら、「コロナの完全収束がいつなのか」が見えないという状況が続けば、役場はイベントの決裁をしません。そうなると「そもそも、ミッションを見直そう」という議論が起きるはずです。配置換えという可能性が出てきます。移住促進から農業分野へ、観光促進から林業作業へ。コロナ対策で働くことになる隊員も出てくるかもしれません。

なかには、「コロナ後には、たくさんの観光客や移住者が、三蜜を避けて地方へ来るはず」という予測し、企画準備をしている人もいますが、現時点での企画の進め方(情報の出し方)には十分注意をしましょう。このような社会情勢の中では、「ウィルスを持ち込むようなことをするな」という一部市民の反発は大きいはずです。計画段階であっても”不謹慎”という叩かれ方をする可能性があります。

また、活動の「オンラインへの置き換え」を目指す人もいます。zoom交流会や、オンライン移住相談会、オンライン特産品販売会、YouTubeヨガ教室など素晴らしい取り組みがたくさん生まれています。一方で、協力隊の全員がデジタルに明るいわけでもなく、向いているとも限りません。この路線は、企画力や経験値が必要ですし、役場の理解のハードルも高いですので、しっかり準備をしましょう。(ゴリ押しするのではなく、じっくりと職員との対話を続け、裏で着実に準備です。)

これから起こることとして、恐れているのは、「協力隊がコロナウィルスに感染すること」です。知り合いの少ない土地で、ひとりで闘病するのは大変です(しっかり闘病の蓄えをすること)。さらに、濃厚接触の可能性があるとして役場が閉鎖になれば大きな影響がでます。怖いのは、すぐに個人が特定されて、バッシングされること。もちろん、その後の定住もしにくくなるでしょう。

隊員がコロナに感染することは、一般の人とは別のリスクもあることを覚えておきましょう。

③対応: 今、協力隊が準備すること、動き出すこと

まずは、心身の健康を保ちましょう。ただでさえ5月は気持ちが落ち込みやすく、体調を崩しやすい時期です。不安を煽る情報が多いので、携帯やテレビと距離をおき、散歩で体を動かすしましょう。体に適度な負荷をかけることで、夜にしっかりと寝れるようになります。睡眠、食事、運動で免疫力をしっかりと保ちましょう。

そして、明るい太陽のしたで、「元の活動ができなくなったら」という可能性について思いをはせ、中長期で考え始めましょう。

例えば、

「あなたは協力隊ミッションが”全く違うもの”に変わった場合、協力隊を続けますか?」

「続けられるとしたら、それはどんな活動・ミッションでしょう?」

「続けられないとしたら、協力隊を辞めてどこで働きますか?」

考える視点は「Withコロナ」です。コロナの状況下でもできる活動や仕事を想像することです。

コロナの特徴は、目に見えないこと、人が集まれないこと、先が見えないことです。その状況でもできる仕事を考えましょう。

すぐに浮かばないと思います。誰も経験したことがない事態ですので、仕方ありません。

そんな時は、GWを使って勉強してみるのもいいでしょう。今後どんな経済危機がくるのかは、リーマンショックや世界恐慌を調べればある程度わかります。ゲストハウスや飲食業をやりたいと思っていた人は、このタイミングで経営者たちが何を考えているかをしっかりと見聞きしておくと良いと思います。

実は、この状況下で新しい仕事も生まれています。売り上げが上がっている業界もあります(そういうところは裏で猛烈にリクルーティングをしています)。

行政も今後急激に仕事が増え、新しい人を雇うこともあるでしょう。東日本大震災の時がそうでした。役場の中途採用を受けるのが、実は一番確実な個人の生き残り戦略かもしれません。。。

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僕の個人的な意見としては、1ヶ月前までにたてた計画は一度捨てた方がいいと思います。これまで考えたこと、投資したことはどうしても無駄にしたくないのが人情で、手放すことができない。そうしているうちに、損を大きくしたり、チャンスを逃すこともあります。

あきらめましょう。あきらかに見極めましょう。

この不確定性の高い時代に、あらためて感染症という要素が顕在化しました。これから別な感染症も出てくるでしょう。日本では南海トラフ地震や噴火の可能性も大いにあります。それらが起きなくとも、2024年には団塊の世代が後期高齢者になる時代がきて。。。。

そんな未来に向けて、地域はどうしていくのか。私たち地域おこし協力隊個人は何を、どう考えたらいいのか。

今後のさとのば大学での講義や、協力隊向けの研修では、そういうことも受講生と一緒に考えていくことになるでしょう。

その第一回目としてこのイベントで、僕から話題提供をさせていただきます。

https://peatix.com/event/1471402

というか、半分以上中身を書いたので、参加しなくてもいいですね(笑) イベントでは「ここには書いちゃいけないこと」もお話しします!

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(追記1)

すでに、独立しているOBOGの皆さん。

帳簿をつけ、早急に税理士に相談しましょう。頼れるプロがいなければSNSで応援を要請しましょう!商工会に駆け込みましょう。そして、一切、遠慮せずに真っ先に補助金を取りにいきましょう。

事業を継続する意思がかたければ、まだ余裕がある今のうちに融資を受けて手元資金を増やしましょう。

ネット上で在庫を売れる場も増えていますので、ガシガシ稼ぎましょう。応援してくださる常連さんたちに甘えましょう。

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(追記2)

ちなみに、僕は、、、

① 協力隊研修を全てオンライン対応に

GW明けからお見積りの受付を再開します。お待たせしました!

さとのば大学のオンライン講義をやってきたのでノウハウがバッチリです。

② 出張ゼロ・対面打合せゼロ

3月から一切出張に行っていません。Zoomでの打ち合わせで進めています。基本、今年度はどこにもいかないくらいの気持ちです。

③ 稼ぎはへったけど、仕事は増えた汗

3月以降の講演やイベント全て中止でヒヤヒヤ。けれど、無料で相談を多数お受けしたため少しでもお役に立てた充実感はあります。

④ 家庭保育

5歳の娘がずっと家にいて、楽しく遊んでいます。この里山環境だからできること。ありがたい。妻には感謝しかありません。

娘と庭キャンプしています。

【 Withコロナ発想で活動や仕事をつくるヒント(長文)】より

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