「脱初心者!植木バリカンを使った刈り込みワークショップ」に参加してくださった皆さんありがとうございました!
ちょうど良い曇りで動きやすく、怪我もなく学べたことに一安心。
そしてこんな初心者の質問にも丁寧に教えてくださった先生、ありがとうございました!楽しくて時間があっという間に過ぎました!

「剪定同好会作りたいよね〜」という参加者で交わした何気ない会話から、剪定世界への興味がちょびっと広がったのかな、なんて思います。
今回はそんなワークショップのイベントレポートをまとめ・・・もとい!ワークショップで学んだことをまとめていきたいと思います。
反響も大きかった「剪定ワークショップ」。来れなかった方も伝わるようにまとめていきます。
最後に剪定前と剪定後の写真を載せています!きれいに前後がわかる写真です!
目次
結論:剪定は奥が深い

結論言うと「剪定は奥が深い」ということを改めて認識した会になりました。
初心者が入りやすい「生垣バリカン」の使い方を学ぶワークショップでしたが、ただバリカンの動きをやるわけじゃないです。

植物によってのバリカンの時期、どこまでバリカンができるか、どういう形に刈り込めばいいか、バリカンで刈れない場所はどうするか、手入れの仕方、などなど。一つのツツジを刈っていくのにもきめ細やかなプロの技がさらりと出ます。

(確かに、坊主にするときにバリカンをかける時もほんとに綺麗に整えようと思ったら、長さを確認したり、前後左右にバリカンを何度も入れたり、伸びている部分はハサミできったり・・・するもんな・・・)
たくさんの種類の木の特性をわかった上で最適な切り方、ゴールに向かって使うのが生垣バリカンという選択肢であって、生垣バリカンありきで木の形を決めるものではない、という至極まっとうな答えを実感しました。
いやー。深い。というか、底が見えない。初心者には何年かかったらこの領域に行くのか想像すらできない世界でした。
とはいえ、そこで終わってしまうと思考停止なので、テーマである「剪定初心者が一歩踏み出すために何をすればいいか」という視点でまとめていきます。
「脱初心者!植木バリカンを使った刈り込みワークショップ」で学んだこと
たくさんの学び、各人の学びがあったんでしょうが、まずは箇条書きにしてみました。
ですかね。その中でも黄色時の部分を掘り下げますね。
①軽さは正義
ワークショップの準備記事でバリカンの購入記事を書きました。
ここで購入したのは300mmなんですが、先生は260mmのバリカンを使っていました。300mmのバリカンと違うところは、長さや装飾?の少なさ、そして軽さ。実際に使ってみて、直線的に引っ張るタイプでなければ片手で運用できる260mmが使いやすいと感じました。

片手で持つことで左右に範囲も広がり同じ場所でバリカンが使える。バリカンが重いとダンベルを持っている様な運動になり長時間の作業は大変になります。実際参加者の中には、重くなって下ろした瞬間に電源コードを切ってしまったという方もいました。
ということで、これから買う人におすすめ。
「電気コードの260mm生垣バリカン」です。軽さは正義です。
②使い終わった後の手入れ
道具を持つと使うことをメインで考えてしまいがちです。実際にバリカンを使ってみた感想としては、特に難しいことはなく、下から上に、電源コードを切らない、動いている最中に刃に手を入れない、くらいのものでした。(形の作り方とは置いてといて・・・)
それよりも参加者がうなったのは、手入れの仕方。

まとめるとシンプルな過程なんですが、素人はこれがわからない。
例えばヤニ取りクリーナーの存在。そもそもヤニが付いている状態を知らない(これは私のことですが)。実際に使ってみて、生で見て、使い方を教えてもらってようやく合点がいくという。

他にも豆知識ですが、松の木に虫をつかなくするために消毒をするんですが、あれは殺虫剤をかけて殺しているんではなくて、消毒された松の葉を食べて虫が死ぬらしいです。


めっちゃ虫にかけてた・・・後でもう一回かけよう。
③庭園を見学しろ!
手入れ前後を見比べて「庭が見違えるほどきれいになったね!」でもいいんです。最初の一歩や初心者は。
プラス先生が何度も言ってたのが、「庭園を見に行くと勉強になる」です。
日本庭園は見せるための造形がされているので、全体の木々の配置や剪定技術、など見るべきポイントが多いとのこと。写真や動画ではわからない生の印象も大事なんでしょうね。こういった最上のお手本を見て、考えて、実践してレベルを上げていくとのことです。





初心者があまり参考にしすぎるとレベルが乖離しすぎてショックを受けるかもしれませんが、後々のステップアップ材料として「庭園を参考にする」ということを覚えておくといいかもしれません。

もしかしたら、庭園に訪れるお客さんの9割は剪定経験者なのでは・・・・
ワークショップ運営で思ったこと
今回は初の試みとして「剪定ワークショップ」を企画してみたんですが、無事に終わった反面、予想と違っていた部分もあったのでそれをまとめてみます。
反響の大きさと参加者の人数
移住者の悩みや庭の相談から作ってみた企画なんですが、タイトルの通り反響はあったものの、参加者の人数はそれほど伸びませんでした。(けっこう声かけられました。男性多め。)
参加者のパイが少ないのが考えられるのかなと。参加するためには、まず自分の庭があり、自分でやれる or やる必要があり、生垣バリカンを使ってみようという初心者、であることが参加要件になります。加えて、各自の庭の木々によっても変わってくるかな〜。

一般的ではなくパイが狭いという印象を受けました。
ただ、1回目のイベントはこういうもんなので気落ちなどはしてませんし、実際やってみると講師1人に4人くらいが適正だとも感じました。多いと暇になる、少ないときついみたいな。4人はけっこうベストだったかな。
運営してみて
剪定ワークショップはとにかく荷物が増えてしまいます。バリカンやケーブル、参加者の道具。特に同じ様な機材だとわからなくなるので、テープなどで印をつけておくといいかと思います。

機材置き場と私物置き場で区画を整理してもいいかと思います。今回、荷物置き場として手島不動産の事務所を朝からせっせっと片付けていたんですが、剪定場所から遠かったため一度も使われることがなかったです。




撮影に関しては今回もタイムラプスを多用しましたね。きれいになっていく全行程がさっとわかるので便利です。置きっ放しで楽ですしね。
ドローンも飛ばしましたが色々しながらだったのでとりあえず記念写真を撮っただけです。あれもこれもやろうとするのはやっぱりバタつきますね。反省。

あと、写真を整理して思ったのが、写真が背中向きがちだということ。どうしても剪定される木がメインになってしまうので背中側の写真が多くなります。意識的に前から撮っておけばよかった。

まとめとギャラリー
ということで、イベントレポートならぬ「植木バリカンを使った刈り込みワークショップを終えて【学びの共有】」を紹介しました。
次回のイベントは・・・というよりも、まずはこの日学んだことを自分で実践して、脱初心者できるように剪定してみます。
参加者の皆さんも「剪定やらなくちゃいけないけど、やるのにためらっている・・・」という状態の人ばかりでした!皆さん怪我なく剪定ライフ楽しみましょう!
読んでいただいてありがとうございました!最後に、イベントの写真です。雰囲気を味わってください!






最後に剪定前と剪定後の写真です。







またやりましょー!それでは!