こんにちは。田舎暮らしが3年になりました手島(@teshishima)です。地域おこし協力隊として福岡県にやってきました。
協力隊の傍、複業にも取り組んでいるんですが、3年やって見えてきた「田舎で仕事を作るのに必要な力」について説明します。
それは、「営業力」、「体力」、「講師力」の3点です。
必要な営業力
パイの少なくなっている田舎ならなおのこと、自分のスキルやサービスを売り込む営業力が必要です。営業力≒PR力とも言えます。これができます、これをしたいです、これにはいくらかかります、とはっきり言うPR力も営業力の中には含まれています。
営業力が大事と言いましたが、場合によって使い分けるバランスも大事です。何から何まで対価を得ようとするとお客は逃げていきます。
「海老で鯛を釣る」ということわざもあるように、小さな利益を見逃して大きな結果を得ることもあります。バランスが大事。バランスが大事。

必要な体力
草刈り、竹林整備、タケノコ掘り、家庭菜園、家財撤去、鉄売り、登山でドローン、DIY・・・
体力があれば色々な仕事が舞い込みます。それを続けるかどうかは舞い込んだ後に考えましょう。文明の発達が人間を弱体化させるのなら、地方に住む人は都会に住むよりも強くあるべしです。
3.11の時に電車が止まって何もできず絶望した記憶。非常事態が起きた時に頼れるのは、スマホでも車でも、コンビニでもなく、知識と脚力と備蓄食料です。
あ、かなり仕事の話からずれましたね。この章の頭に書いた仕事は全てこの3年間でやったことです。
何もできなかった私も3年経てばいっぱしのチェンソー使いになってました。

必要な講師力
前職は塾講師でした。人の前に出てしゃべることはこの講師生活で身につけました。今でもそれほど好きではないですが、スイッチを入れたら喋れるようになる。このスイッチさえ入れればしゃべれるんだという経験は田舎生活において財産です。
しゃべれることでPRや仕事につながります。
講師に関わらず人前に出て行く姿勢も大事ですね
補足:講師を辞めた理由
講師自体は天職かと思うくらい楽しかったです。ですが、ある生徒が書いてくれた作文を読んだ際に転職を決意。講師という立場よりも、プレイヤーとして社会で戦いたい、と思いました。それがこの作文。

私を褒め称える内容になってますが、これは入試の作文練習です。色々なお題を与えて作文力を鍛えていました。入試前日のある日、お題も出し尽くしてふと思いついたのが講師である私について書けという問題でした。
作文の採点のポイントは「感動を与えること」です。感動は泣ける内容というわけではなく、少ない文字数で読み手の心が動かされたかどうかです。怖い、悲しい、嬉しい、ほっこり、など。その感動を生み出すには「リアリティ」が必要です。それは事実かどうかではなくて、事実に見えるかどうかです。
ひときわ作文能力が高い女の子がいました。彼女を含めた5、6人に「手島順也」で作文を書かせたところ彼女は5分程度で一番に書いて提出して帰りました。
最初に読んで思ったのは、「彼女らしくないな。事実が羅列してあるだけでリズムも良くない」でした。
授業後に家に持って帰って読んだところ恐ろしいテクニックに驚愕しました。文字通り震えるというやつです。たった5分程度でこの仕掛けを考えたのか・・・すごい・・・すごすぎる・・・むしろ泣く・・・俺もこんな感動を人に与えたい・・・転職しよう・・・と。
ちょっと結論がぶっ飛びましたが、それはそれ。彼女が書いた作文は上の文字で文章になってたのです。こういうこと。

てしませんせい、ありがとり(手島先生、ありがとり)
こうやって私は講師を辞めました。小室が宇多田ヒカルに衝撃を受けた時に似てますね。(今、最後の文字が“り”であることに気づきました。これにも衝撃)
まとめ
仕事作りからかなり逸れてしまいましたが、言いたかったことをもう一度。
田舎で仕事を作るなら、「営業力・体力・講師力」を意識するように!
そうすれば道は開かれます!頑張りましょう!