キングダムから学んだ協力隊の仕事三戦

地域おこし協力隊

どうも、地域おこし協力隊として福岡県香春町で活動している手島(@teshishima)です。残り任期が近づいてくるにつれ、あの時こうやっておけば良かったな、とか、相談されたらこれを伝えたいな、という事柄が多くなってきています。

この記事に加えて、もう1つ事例を用いながら協力隊の仕事を紐解いていきます。かなりリンクするところが多いので、相談を受けた時もこの例えを駆使して説明しています。

ただ、読んでいる人ばっかりではないため???となることがありますが・・・著作権に触れない程度に使わさせていただきます。

この記事はこんな方に向かって書きますね。

・全国の協力隊員

・漫画:キングダムが好きな人

・壮大な敵と戦っている人

それではさっそく見ていきましょう!

はじめにキングダムとは?

青年マンガ誌「週刊ヤングジャンプ」で2006年9号より連載中。争乱が続く春秋戦国時代の中国を舞台に、大将軍を目指す少年・信と、後に始皇帝となる秦王・政の活躍を史実とフィクションを織り交ぜて描く。

参照:コトバンク「キングダム」より

詳しいことはネットで調べていただきたいんですが、私なりにまとめると、

「戦国時代に立身出世を目指す若者が一歩づつ出世していくジャンプ的王道マンガ」です。

ちょっと青臭くても、長編でたくさんの登場人物にスポットライトが当たるので次第に引き込まれていく話になっています。好きすぎて電子書籍で10周しています。

このキングダムと協力隊がどう絡んでいくのか?もう一つ協力隊のおさらいを。

地方自治体が募集を行い、地域おこしや地域の暮らしなどに興味のある都市部の住民を受け入れて地域おこし協力隊員として委嘱する。隊員には地域ブランド化や地場産品の開発・販売・プロモーション、都市住民の移住・交流の支援、農林水産業への従事、住民生活の維持のための支援などの「地域協力活動」に従事してもらい、あわせて隊員の定住・定着を図る。一連の活動を通じて、地域力の維持・強化を図っていくことを目的としている。

参照:地域おこし協力隊wikiより

地域おこし協力隊を私的に解釈すると

地方自治戦国時代に地域おこしを目指す都会の若者が一歩づつ活動していく職種」です。

立身出世はともかく、国や地方自治体という大きな枠の中で若者が天下統一や地域おこしを目指すという構図は一緒です。(強引か!?)

キングダムのいいところはマンガの中で、主人公目線を基本路線としつつ、国VS国の大きな枠での戦いにもスポットをあてているところです。ミクロ的な視点とマクロ的な視点。このバランスが素晴らしい。個人に焦点を当てると感情移入はしやすいが小さな視点になってしまう。逆もまたしかり。

こういった部分を踏まえて、キングダムと協力隊の活動で重なる部分を紹介していきます。

小さな武功を重ねていくしかない

キングダムの主人公である信の夢は、「天下の大将軍」になることです。そのために戦歴を重ねて武功を積み上げていきます。最初は5人1組から始まった隊も100人隊、1000人隊、3000人隊・・・・と順調?に増えていきます。

その過程で理想と現実にぶつかったりするんですが、画像はその一コマです。戦争で勝つために残虐な行為をした味方の軍に対して怒る主人公、信です。

協力隊も一緒で各自がそれぞれの経験や方法論を持って、地域課題にあたります。最初の方こそ、「この町にはこれをしないと」とか、「こんな町にしたいんです」と思います。順調にそれが育つということの方が稀で3年間の任期で頓挫することも多々あります。

理想がうまくいかない時にどうすればいいか?その答えが、この小さな武功を重ねるというところではないかと思います。信用をあげて仕事を任せてもらう、それを繰り返して大きな仕事につなげていく、ということですね。

なんか協力隊の活動うまくいってないなーと思いがちな1年目終わりあたりの方は自身の理想と現実を見直してみてはどうでしょうか?

「目の前の小さな活動をクリアしていくと、信用がたまり大きな仕事ができてくる」→大きな仕事は人を介して行われるので、一人でいくら思ってもできない→小さな活動は自分の裁量で作れる

本能型か知略型か

たいていのマンガの主人公は本能型で、キングダムの主人公信もそうです。これは多くの人間が知略型ということを物語っています。自分にないもの、現実を忘れることに、人は惹きつけられます。

キングダムはこの本能型と知略型の戦いというのも物語を通してのテーマになっています。

さて、協力隊においてはどちらがいいのか?という話です。

これは、誤解を恐れずにいうと、本能型がいいでしょう。

抜群の経験や知略がある人は別ですが、知略型は所属する自治体側にいるので、そこに合わせても弱いですよね。私が3年間で感じた行政サイドの課題は、多くの自治体において優良事例のこすりあいが起きるという点だと思っています。

承認をもらうために、成功事例をベースに話をするのが手法の一つになっていて、成功事例レベルまで使いやすくされた事例は、タイミングを同じくして他地域が一気に使ってしまいがちです。斬新さや先行者利益のなくなった事例は想定以下の結果になることが多い。

全国の移住フェアに行っていくつものブースを見た時にあまりにも同じような町の打ち出し方を見て絶望したという経験があります。

話をもとに戻すると、協力隊で入った以上(役場の正式職員ではない)は自分の目線や現場でのニーズをもとにした方法を試す本能型の要素が重要になってくると思っています。

そういった本能型の企画だと未だ世に出てない方法論が見つかったりする可能性が高まります。最悪、やってみての失敗例が見つかるだけでも価値はあります。

ドローンの企画なんかはやってみたいという本能型の企画でした。やってみて、地方×ドローンという相性の良さを実感しましたし、かなり伸びシロがある分野だと思いました。

困った時に助太刀してくれる人がいるか?

漫画キングダムでは序盤の二戦で大きな活躍をしてくれる軍勢がいます。(王弟反乱、合従軍最終戦)

それが山の民です。主人公の国、秦と同盟を結んでいる軍勢で、山の民という名が示す通り山界を主戦場としています。

絶体絶命の合従軍最終局面で誰が山の民が出てくることを想像できたでしょうか!?読者も忘れていたくらいなので李牧も想定することはできませんでした。

結果、この助太刀によりピンチを切り抜けます。

さて、協力隊に置き換えましよう。絶体絶命のピンチまでの仕事をしていいのかどうかはさておき、トラブルや緊急事態というものは起きてしまうものです。

私も活動の中でクレームを発生させたり、人手が足りなくなったり、口添えを頼んだり。自分の力で解決するよう頑張りますが、無理な場合は援軍を頼みます。頼める間柄を作っておきます。

そういう味方作りはできてますか?自戒も込めて活動していきます。私にとってもたくさん助けてくれる人が頭に浮かぶんですが、山の民的な感覚の助っ人はやっぱり「」ですかね。

私はわりかし実家が近いところにあるので(1時間半)、本当に困った時は電話をかけて来てもらいます。仕事で子供の面倒が見れない、引っ越しを手伝って欲しいなど。親に頼るのはどうかという声もありますが、私の場合は高校生から家を出て寮生活をし、メキシコに勘当同然で移住をしたものですから、少し甘えても良いでしょう。

実家から山越えをして、香春町に駆けつけてくれるその姿はまさに山の民。

援軍だけではなく、兵糧(お歳暮のあまり)も持ってきてくれるので助かっています。

まとめ

キングダムと協力隊の仕事には共通点があるということで書かせてもらいました。これはほんの序の口でアイデアだけでもこんなにあります。

・李牧に学ぶ協力隊合従軍(広域連携)の作り方

・起死回生の一手は信に教えてもらった

・勝ちを意識してますか?桓騎流戦術

・協力隊に欠けている呂不韋の発想

・一人では案は出ない!昌平君の学校へ行こう

・火のつけ方、火の起こし方、大炎こそ仕事

ただ、自己満になりそうな気しかしないのでお蔵入りですかね。

是非是非、漫画:キングダムも読んで見てください!それでは!

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