こんにちは。香春町移住コーディネーターの手島です。
今回は、移住先での仕事の不安に対する答えを解説していきます。私の答えは、「収入の柱を作りつつ、新たな仕事にチャレンジ」がいいと思っています。
私自身、地域おこし協力隊として香春町に移住し、様々な仕事作りにチャレンジしました。その中には失敗した事業?もたくさんあります。(軽トラハウス民泊、買い物サービス、竹の輸出・・・)
ですが、3年間チャレンジしつつ現在では、不動産業を収入の柱にしつつドローン事業も平行してやれるようになりました。
今回の記事は、
・移住先での仕事をどうするか迷っている人
・自分に何の可能性があるか考えている人
・新しい事業にチャレンジしたい人
に向けて解説していきます。
目次
収入の柱となる仕事を作り色々試す

生活は生きる活動と書きます。住まい、食事、娯楽、通信、税金、貯金・・・資本主義に依存せず、現金を稼がなくていい人は別ですが、普通の人々は、稼いだお金を生きる活動に使っていくという循環から逃れるのは難しいです。
エンゲル係数を下げてその循環の輪を小さくすることは可能ですが、本筋からそれてしまうので、また別の機会に。
ということは、生活費は毎日確実に使っていくので、毎月このサラリーを稼ぐ手段が必要になります。好きな仕事を!は悪いことではないですが、稼げるか稼げないかはギャンブル的な部分もあるのでまずは稼げる手段を確保することが大事です。
そこを確保した上で余りの時間にどんどん自分の好きな仕事や、やってみたいことを取り入れていきます。
収入の柱を確保していることで、不安は少なくなりますし、新しいことにもチャレンジしているので希望もあります。あとは、限られた時間の中で新しいチャレンジを収益化すればそちらに移行できます。
自分にとっての「収益の柱とやりたいこと」を考えてみてください。特にやりたいことからつながりのありそうな収益の柱を考えるのが有効かと。
新しいスキル発見の可能性と失敗の可能性
3年間の協力隊生活を経てこういった考えになった理由は、移住先での新しいスキル発見の可能性と失敗の可能性の両方があるからです。
新しいスキル発見の可能性

新しい環境に飛び込む時にある程度の算段は必要ですが、蓋を開けてみると思っていたことと違う場合が多いです。
例えば、ライターをやろうと思い田舎に移住したものの、記事を書くためにやった農業にどはまりしてライターを3ヶ月で廃業した。なんて話もあります。
能力はそれほど変わらないかもですが、関わる人や土地や道具によってスキルを開花させる場合もあります。
先ほどのライターをやめた方の場合も、もしかしたら師匠となる人がいたのか、家とついでに農地も借りれたのか。そういった背景があるのかもしれません。
ということで、新しいスキルが花開く可能性が高いので、既存の仕事だけで全てを稼ぐという考えではもったいないですし、わくわくが少なくなると考えます。
失敗の可能性も高い

新しいスキル発掘の可能性と同じくらいあるのが、失敗の可能性です。
田舎は課題に溢れているので、自分でもできそうなことが多いです。それからの収益化も見えがち。
例えば、どこの地域でも共通の課題は、竹害問題、人口減少、高齢化問題、空き家多い、商店街再生、農業振興、システムのIT化・・・・など枚挙にいとまがないです。
そういった課題解決を試みようと思っても、なかなか達成できない要因もやれば見えてきます。これはケースバイケースなので説明は難しいんですが、一つ言える真実は、「今まで失敗していたからこの問題が残っている」ということです。諦めろとか言うつもりはないですが、何がなんでもと考えて固執しすぎると前に進めなくなります。
「新しいスキル発見の可能性」と「失敗の可能性」がある以上、収入の柱を持った上で色々なことにチャレンジするのが、何度もリカバリーがきく生き方だと思います。
空き家事業を核にドローンを広げていく
私自身、空き家事業を核として「移住コーディネーター」と「不動産業」で稼いでいます。その収入の柱を持って、将来伸び自分が心底楽しいと思えるドローン事業をやっています。
たくさんの複業や企画を試して、収益化できるもの、楽しいもの、で残ったのがドローンと言っても過言ではありません。
核となるのは基本的な仕事

核となる仕事を決める前に、移住先で何をやりたいかをしっかり考えてみてください。未来のことはわからないので、新しいスキル発見の可能性だけを夢想しても答えは出ません。
今、この時に、何をしたいかを考えて、それをするためには何日働かなけらばいけないか、どこで働くのか、を書き出してみて仕事探しをしてください。
自分が思っているような仕事がないかもしれませんが、そこで選んだ仕事は収入の柱となる仕事です。余った時間をどんどんやりたいことをやって未来への投資をしましょう。

まとめ
今回は、移住先での仕事の不安を解消する考えを紹介しました。
「収入の柱となる仕事をしつつ、新たなチャレンジをする」
3年間仕事作りに奔走して出した、何度でもリカバリーできる考えです。参考にしてもらえると幸いです。
それでは。