認知症の方が来た時の対処法について【駅舎勤務の実体験】

地域おこし協力隊

こんにちは。手島順也です。

ドローンを飛ばす不動産屋、として福岡県香春町で不動産業を営んでいます。本業のかたわら、空撮、イベント企画、町から委託を受け「移住コーディネーター」として移住や空き家活用に取り組んでいます。

普段は採銅所駅舎待合室でも働いていて、そこには色々な人が訪れます。協力隊に用事がある人、観光の人、通勤・通学の人・・・・

そんな中、こんなことがありました。

認知症のおばあちゃんが駅舎に来訪。

元警官の小野沢が完璧に対応。

僕は言動が少しおかしいな?くらいで流してしまってた、、、

対応含めて勉強になります。

駅舎にふらっと認知症の人が来て、その対応を協力隊員の小野沢くんが完璧に行なったという話です。

【認知症とは】

誰でも年齢とともに、もの覚えがわるくなったり、人の名前が思い出せなくなったりします。こうした「もの忘れ」は脳の老化によるものです。しかし、認知症は「老化によるもの忘れ」とは違います。認知症は、何かの病気によって脳の神経細胞が壊れるために起こる症状や状態をいいます。そして認知症が進行すると、だんだんと理解する力や判断する力がなくなって、社会生活や日常生活に支障が出てくるようになります。

ちなみに小野沢くんは、香春町地域おこし協力隊の【仕事づくり担当】です。詳しくは彼のnoteに。

ちょっとその時の顛末と対処法をまとめますね。

目次

駅舎での一幕

ボストンバックを2、3個抱えたおばあちゃんが質問にきました。以下、Aさんとします。

Aさんが私に尋ねて来ました。

「なんで電車こないのかな?」と。

時刻表と時計が目の前にあるにもかかわらずの質問だったので、少し驚きながらも答えました。

「どこ行きます?小倉方面ね。じゃあ2番ホームに11時50分に来るよ。あと10分くらいだから渡っておくといいよ」

Aさんはありがとうと言いながらゆっくり歩いていきました。

さて、仕事に戻るかと視線を戻したところ、小野沢くんはハンターのような目でAさんの行動を追っています。

「認知症ですね・・・(ぼそり)」

私自身、少しそうかなとも思ったけど、綺麗な格好をしていたし、もしかしたら実家に戻るとかかもしれないからあんまり介入しなくていいんじゃないかと思いましたが、すぐに小野沢くんはAさんを保護しに走りました。

駅舎の中で色々話を聞きましたが、断片的な事情を総合すると危なく保護が必要な状態でした。危ないというのは、いつか犯罪に巻き込まれていたかも、という意味です。

結果的には、小野沢くんが事情をある程度まとめて、役場、警察に連絡。その後警察が来訪し、一時預かり(保護)という形になりました。そこまでが私たちが把握している状況です。

個人情報もあるので詳しくは記述できませんが、小野沢くんの対応を見てなるほどと思ったところとか、をまとめてみます。

特にマニュアルに沿って書いたとかいうわけではないので、間違えていたら教えて下さい。

認知症の人を保護するポイント

小野沢くんの対応と一連の流れで思ったところです。

①そのままにしておくと危ない

なぜこのケースが危ないかと言うと、「多額の現金を持ち歩いていた」からです。

Aさんの話とか所持品から判断すると、公共交通機関を使って色々なところに移動していました。おそらくそれほど理由があって移動というわけではなく、気ままに移動してはホテルに泊まるという日々を過ごしていたみたいです。名古屋、宮崎・・・新幹線・・・

その費用をどうしていたかというと、現金をごそっとかばんの中に入れていました。これどこかのタイミングでそのお金のことが露呈していたら犯罪に巻き込まれてもおかしくなかったと思います。

現金が盗まれても本人が立証できない・・・

怪我している、助けを求めている、などがはっきりわかる場合は、周囲も動けますがそうじゃない時はなかなか動けません(実際私はスルーしました)

言動がおかしい、動きがフラフラするなどの症状があったら、少し話してみて、場合によっては保護してもらうという状況が私たちにも起こり得ることを想定しておいてください。

②安心させる声かけ

大きい声でゆっくりと話しかけるというのは大事ですね。

その話しかけもあってか、Aさんは小野沢くんに情報を開示しました。Aさんが語る行動の時系列や移動する理由などは整合性が取りずらかったんですが、丁寧に聞いていく。少しでも焦って問い詰めたらだめだったように思います。

Aさんに安心して話してもらうには最初の印象が大事です。わかりやすく話してくれるから安心するゆっくり質問してくれるから安心する、という風に相手に伝わる声かけでいかないといけないなと。

③何はともあれ身分証明書と情報収集

②ともつながっているんですが、この後は警察に連絡して保護してもらいました。できれば、それまでに情報収集をしていた方がいいかなと。

なぜなら、話を聞くという行為は警察もやるんですが、Aさんを見ていて警察に対して抵抗感があったからです。以下、推測なのですがこう思いました。

Aさんの場合、認知症の中でもある程度軽度な方かと思います。(綺麗な身なり、交通機関やホテルなどに泊まれる、話しぶりなどから)ですから、小野沢くんの対応には心を開いていたと思います。小野沢君は私服なので、若い人が話を聞いてくれるくらいに思ったんじゃないかと。

その後に警察の方が2名きて話を聞くんですが、警察ということは理解していてある種の威圧感を感じたのか情報開示を拒みはじめました。駄々をこねはじめたというか。

最後に車に乗る際も「捕まってしまったよ〜」と言われていて少し心苦しかったです。

ちょっと話がそれましたが、言いたいことは警察の対応がダメだったとかではなく、一時ヒアリング者がしっかり情報を聞いておくと今後の流れがスムーズになる要因かと思います。

かといって、一時ヒアリング者が拒絶されてたらどうしようもありませんが。

具体的には、身分証明書や客観的な証拠となる書類?を見せてもらうことでしょうか。

記憶が混在していることもあるので、全ての言葉を鵜呑みにできないです。名前含めて、それが合っているかどうかは客観的な書類じゃないとわかりません。例えば、免許証などは財布に入れてますので、いきなり見せてくれと言っても警戒心が働きます。かなり安心してもらわらないと見せてくれません。

警察官が来る前に、そういった身分証明書を確認できたらスムーズかと。家族の電話番号などがあれば連絡することで事情が飲み込めます。

ということで、まとめると

「言動に怪しさを感じたら少し話を聞いてみる。認知症かと思った場合は警察に連絡。落ち着いてヒアリングをして身分証明書などが見れるのなら見てメモやコピーしておく(無理はしない)」

です。

なぜ手袋がいるのか?

なかなか稀なケースですが、頭の片隅に入れてもらうと嬉しいです。

一点、気になった疑問があります。小野沢くんが途中、手袋を取りにいってつけているのを見ました。その時は流してしまったんですが、あれは何でだったんだろう?

聞いてみたいと思います。

手島
手島

早速、聞いてみました!

基本的には2つ理由があって、

①相手のモノに自分の指紋を残さない。

もし、事件性が高かったら、後から専用の粉を振って指紋を採取するので、自分の指紋が残ってたら、ややこしくなってしまう

②感染症の予防。

相手がどんな病気を患ってるかわからないので、最悪の場合(なんらかの感染症)を想定して、手袋をして予防する。

とのこです!

まとめ

今回は「認知症の方が来た時の対処法【駅舎勤務の実体験】」を紹介しました。困っている人を助けるというスタンスから、もう一歩前に進んで広い視野をもてるよう生活していきます。

自戒を込めて次回に託す by 手島

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