いくつもの学びがあったドローンマニュアル勉強会でした!
その中で最も考えさせられたことがタイトルの【ドローンを飛ばさない勇気】についてです。ここの解決方法を実例を交えて説明していきます。
目次
解決方法は知識をつけること
【飛ばさない勇気】を持つためには、ドローンにまつわる知識を学びその知識を元に判断をくだすしかありません。
と断言できます。
文系と理系に分けるのはどうかと思いますが、それでいうとドローンは理系の分野になります。ドローンが飛ぶ理由、電波がどのように活用されているか、気象条件を読み解く、事故事例の原因を解明する、などまさに科学!
操縦者の潜在思念が能力として発動されたものがドローンではなく、操縦者の情熱がドローンにも伝わりスピードアップするわけではないということ。
特殊能力(ジョジョでいうスタンド)や生き物(競走馬とか)ではないです。当たり前に。


ということは飛ばさない判断を支えるのは徹頭徹尾、経験という名の知識でしかないというわけです。
自分の判断であれば【なんか嫌な予感がするな】で飛ばさなくていいですが、人と一緒の時などは【ここでは山岳波が発生している可能性が高いです。山岳波が発生すると風速14m/s以上になることがあるのでやめておきます】というプレゼンもして納得してもらわなければいけません。
そもそもなぜ飛ばさないか?
これはもう墜落する可能性が高まるから。と言えますよね。

墜落のデメリットをあげればきりがないですが、一応。
- 墜落した機体が人にあたって大惨事になる
- 墜落で機体が壊れる
- 墜落した機体を回収しないといけない(保険金請求、産廃法)
- めちゃくちゃへこむ
なので墜落の可能性が高まる状況では操縦者の判断で決断しないといけません。
ただ、ドローンマニュアルにはこうも書いてあります。
【空飛ぶものは必ず落ちる】

急なトラブルの際は自ら墜落させる必要性もあるし、その墜落を機にまた学びを得るという意味だと思っています。このあたりは、【従者必衰の理り】、【七転び八起き】とも似ている教訓ですね。
ドローンを飛ばさない判断ができる場合
こういった何のプレッシャーもない場合やめることは簡単です。
飛ばさない判断ができずらい状況
では、どんな時が飛ばさない判断ができづらいか?
それは、日程が決まっている時、微妙な天候の時、自分サイドの問題の時、です。
日程決まっている時、微妙な天候の時
この日しか撮れないとなると多少無理をしてでもと思ってしまいます。それが大雨であれば即決で無理とはなるものの、こういう状況でのかつ微妙な天候の時。これが一番困る。風がおさまるのを祈っている時とかもありますからね。
ここは明確な判断ラインを設けておかないとずるずるとラインが揺れてしまいます。
その基準は風速×状況×撮影方法での墜落確率の算出ですかね。みたいなことをそれぞれ頭の中でやっていると思います。

自分の問題の時
飲酒運転とかは問題外として、体調が優れない、疲れが溜まっている、などの自分の問題もあります。こういう時もやめづらいですが、事故を起こす前にいうべきです。
このツィートでは時間的な制約と飛ばしてみないとわからない部分のプレッシャーがあり緊張しました。手震えました。
この場合は「体調不良」ではないので経験を積み場慣れすることで解決していくしかないですね。これでやめると言ってたら・・・というところはあります。
上のブログは、祭りの時に撮影したのをまとめました。
この時は飛ばしていると人がかなり寄ってきました。子供なら「今飛ばしているから」でいけますが、知り合いのお偉いさんだったりすると無視というわけにはいきません。
インストラクターではないので、説明しながらの操縦は危険が伴います。大抵大きなリアクションしてくれるので、ちょっと調子にのったり、説明に力が入ったり、そうすると操縦がおろそかになります。
これも自分の問題ですね。操縦中は説明はしないくらいの心構えが必要です。あとは「撮影中」んのベストを着たり。
飛ばさない判断をするために「知識」を得て「経験」を積むこと
テキストで知識や事例を仕入れて現場で経験を積み、「知識に経験を裏打ちさせる」こと。それが他者への飛ばさない説明になりますし、自分がなぜ飛ばさないのかを蓄積し事故の確率を下げることにつながります。
ドローンを操縦する皆さん。ドキッとしますが、事故のニュースはきちんと見て戒めて、知識の習得に励みましょう!

まとめ
今回は「筑豊にドローンコミュニティの誕生か!?【イベントレポート】」を受けて一番考えさせられた部分、「ドローンを飛ばさない勇気を持とう【知識と実例】」についてまとめました。
読んでいただいてありがとうございます!