お待たせしました!好評だった講評その②です。
前回は、運営者側がリハーサルで作ったスキルカードを見ましたが、ここからが長野県協力隊のスキルカードになります。
提出してもらったスキルカードの数、16シート。1シートに8枚のスキルカードが書かれているので、総数はなんと128枚!!
1人3枚スキルカードを作成してもらったので、42人分のスキルカードがあります。もしかしたら実際の参加者はもっと多いのかも。
と、前置きが長くなりましたが、カードを見ていきましょう。
ちなみに講評をするのは、スキル×スキル・ゲーム開発者の手島です。
スキル×スキルの取扱説明書作りました。ワークショップやりたい方は使ってください。
ゲーム開発者の特権を活かして独断と偏見を交えつつ、好みに寄りつつも、次のスキル×スキルで活かせるような視点を大事にカードを論じていきます!
全てのカードやプレイヤーにリスペクトしつつも、辛口コメントになるかもしれませんが、菩薩のような眼差しで読んでもらったら嬉しいです。
刮目せよ!これが長野県を支えるスキル達だ!まずは、24枚!
協力隊スキルカード(1枚〜24枚)
一気に載せますよ!ただ、スマホだと見づらいかもです。興味があるのを読んでもらうと◎です。
12枚のカードをピックアップ
スキル名「キッチンカー」
これは外せないですね。なんでかっていうと、私自身も軽トラハウスで福岡県を疾走してますから。なので、是非この方にはキッチンカーを作ってもらって活躍して欲しい!と思ってます。
言うなれば協力隊とキッチンカーは相性が良くて、イベント出店もでき、目立ち、安価で制作できて、DIYの過程も記事になるというメリットがあります。
作ったら私に教えてください!
参考:「軽トラハウス「タビトラ」君。軽トラホテルになる!?」
スキル名「三ヶ国語話者」
このカードが残念な点は、手書きと色で内容が読み取りづらくなっている点ですね。これは、開発者側の責任です。すいません。
なので、ちょっと頑張って読むんですが、すごいこと書いてますね。
・10年以上に渡る海外在住経験
・英語、中国語?を喋れる
・ヒンディー、スペイン語も喋れる?
なんということでしょう。歩く語学学校。すばらしい!
すごすぎて実際このカードが場に出た時にどんなリアクションを取ったらいいか迷いそうですね。
私の町にも、「韓国語」をかなり使える大家さん経営の民泊があるんですが、そこには韓国人のお客さんがたくさん来るそうです。レビューをハングルで書くと、それを見た韓国人が訪れ、またレビューをハングルで書く・・・・・・
という流れになっているそうです。ゲストハウス、シェアハウスで経験が活きそうですね。
スキル名「寝かせたがり」
まさに好きを仕事に!じゃないでしょうか。本人が癒しと書いていることからも好きレベルの高さが伺えます。
スキルカード全体から優しさが溢れています。「寝かせたがり」も言い得て妙ですね!
商品開発のスキル、イラストのスキルなどを組み合わせると、すぐに複業化できそうです。
保存食なのでネット通販にも良さそうですね。
このカードを元にコラボ出来る人を探すという逆パターンもいいかもです。
スキル名「空き家斡旋業」
私自身も空き家バンクを運営していて、このスキルをどっかでコラボしたいと思っている1人です。ただしかし、他地域との空き家バンクコラボがなかなか難しいという実情。
以前、空き家ツアーを他地域をまたいでやろうと企画しましたが、もろもろの事情でなくなってしまいました。
スキル×スキルでいいコラボ方法が見つかって、それが一つのモデルケースになっていったら嬉しいですね。
スキル名「伝統魚法テンカラ!!」
カードから圧倒的熱量とパワーとポジティブさがにじみ出ています。私自身はスキルカードの方とはまったく面識ないですが、是非コラボしたいという思いに駆られます。
やりたいことが明確でそこに信念を持っている人は輝いています。そこに人は惹きつけられると思いますし、大きなコミュニティにもなりやすい。「経理が出来る人」の替えはきいても、「信念ある人」のかえはきかない。
スキル名「ミタラワカルヨ」
なるほどと唸るようなスキルですね。言葉で論理的に説明すること、というのは行政の得意スキルですから、そのあたりは任せられるところですよね。
他のスキルカードの中でうまく言葉で説明できなさそうな能力は、この「ミタラワカルヨ」で簡易的なマニュアルを作ってもらうのも面白そうですね。
・スキル名「快医学」
・スキル名「マインドヒーラー」
などはおそらくわからない人が多いと思うので(私もわかってません)、A41枚で簡単なマニュアルがあるとさっと渡せて内容を把握してもらえそうです。
私自身もピラティス教室やってますが、この説明がなかなか難しい。年配の方になるともうお手上げ状態な時があります。作ってもらいたいなー
スキル名「年寄りと仲がいい」
大事ですよね。協力隊として年配の方と仲良くなるスキル。これこそ全協力隊が学ばないといけないスキルかと思います。
新しい世代が・・・、新しい移住者が・・・というもわかるんですが、現実に地域を守ってきたのは年配の方であって、いくらやり方が革新的だと言ってもそこをないがしろにした方法というのはうまくいかないなーと思っています。
という風にこのスキルカードだけで協力隊としては侃々諤々の論議をすることもできます。こんな「話題を提供するスキルカード」という視点もありですね。
その論議の中で「あ、この人と仲良くなれそう」、「この人は多分仕事もできるだろう」とかわかったりしますね。まぁ、これはスキル×スキルに関わらずワークショップ全体の特性でもあるでしょうし。
この特性を利用したイベントが福岡で行われています。恋活とワークショップ?を組み合わせたスタイルのイベント「ご意見ください恋活」。
スキル×スキル開発チームに担当者がいます。
スキル名「バスの運転手」
オーソドックスかつわかりやすいスキルですね。
スキル×スキルのメリットの一つとしては、ゲームが終わった後にSNSなどを通じて自分のスキルを発表することができるという面があります。
おそらくこのスキルカード見た地元の方は「バスの運転ができる人」というわかりやすい認識を持ってくれます。何かの時に頼もう・・・となりますよね。
複業化していくかは自分次第だと思います。
スキル名「アニオタグラビテーション」
いや、すごすぎるでしょ。もう評論家レベルですよ。
この協力隊の方が何のミッションをしているかわかりませんが、これが本当のミッションじゃなければもったいない。という思いです。
まとめ
「スキル×スキル」ワークショップは定期的に開催していこうと思っています。他人のカード見て自分にどんなスキルがあるのか?どうすれば伝わりやすくなるか?などを考えてみてください。