「人生山あり谷あり」
山ばかりあればいいですが急に奈落の底に落とされてしまうこともあります。山を登る時はそれをラッキーと言い、谷を降る時はその名をトラブルと呼びます。
今回はそんな車のトラブルの話。やれやれだぜ。

プレゼンターから一転して・・・
その日は天神で「九州フォーラム」がありまして、私もプレゼンターとして登壇させてもらいました。まぁまぁの発表で満足しながら車に乗ったのは20時過ぎ。ここから、愛車の軽トラで香春町へ帰ります。だいたい1時間ちょいの道のりです。
この時の懸念事項は2つ。
①帰り道のポッドキャストを何にする?
②どのタイミングで何を食べるか?
最近のドライブではもっぱら音楽ではなくポッドキャストを聞いています。お気に入りは三四郎のオールナイトニッポン。聴き過ぎて三四郎ファンになってしまいました。
もう一つが何を食べるか?ですね。本当はラーメンを食べたいのだけど帰り道にいい店がないし、あんまり早くに食べ過ぎてしまうと眠気が襲ってくるしでどうしようかと思いながら車を走らせてました。
ぷすぷすという音とバッテリーランプ点灯。震える手、味のない飯。
そんな帰り道でぷすぷすという音。
車内に漂ってきた焦げたゴムの匂い。
無慈悲なバッテリーランプの点灯。

異変を感じそろりそろりとコンビニで停車。難攻不落の八木山バイパスは目の前でした。
急いで「バッテリーランプ 点灯 やばい」で検索すると・・・・
車のバッテリーランプ(バッテリー警告灯・充電警告灯)が点滅して消えない時の対処法などをご紹介します。車のバッテリーランプが点滅する状況は非常に危険といえます。エンジンが急に停止してしまい、重大な事故を引き起こす恐れがあります。
「車のバッテリーランプ(バッテリー警告灯・充電警告灯)が点滅して消えない時の対処法!」より

終わった・・・この状態で八木山バイパスは抜けれない・・・
となりましたが、プレゼンの疲れで幻覚を見ていることも考えられるため、目の前の食堂に入り唐揚げ定食を食べて落ち着かせようとしました。
が、震える手。。。。味を感じない舌。。。。楽しみにしてた飯もご覧のありさまです。
食事を終えもう一度エンジンをかけてみてもバッテリーランプは点いたままでした。

南無三・・・さてどうしよう?
JAF?レッカー移動?近くの整備工場?というか時間は絶対にしまっている?知り合いの車屋さんに連絡?いやその前に嫁やな。でも今子供寝かしつけているところやから厳しいやろな。不安にさせるだけなら自分で解決した方がいいな。
というか、頑張れば八木山バイパス抜けれるんじゃない?行ってみるか。歯磨きしたいな。帰ったらラーメン食べたいけど帰れそうにないな。
このくらい色々考えてどれも決め手がないな、となりました。
ということで、困った時の交番へ。八百万の相談がくる交番なら解決策もあるでしょう。
いざ、篠栗交番へ。
解決。余談で海賊レッカーの話
警察の方に事情を説明し、一旦車を停車させてもらい関係各所に連絡しました。家族であったり、保険会社であったりと。保険ではトラブル時のレッカー移動も入っていたため難なくそれを呼んで解決。
ありがとうございました!
何でも保険会社によるが、日本興亜損保でのレッカー移動は15万円分の移動コストが対象です。15万円はだいたい150キロとのとのことで、福岡市でレッカー移動しても八代くらいまでいけちゃいます。県内であればだいたい150キロ圏内ですとのこと。
海賊レッカー
帰りの車の中で聞いた面白かった話を一つ。
20数年前くらいでまだまだロードサービスがなかった時代は、「海賊レッカー」となるものが横行していたとのこと。警察無線を傍受して、事故現場にいち早く到着。テンパっている運転手に相場以上の額でレッカー移動をする、というまさに海賊。無線を傍受するあたりがまさに海賊。
なんだか荒くれ者が活躍する漫画になりそうだと思いました。
そいういう話をしていたら、家に到着。
次の日、整備工場に持っていくとベルトがきれていたということで、1日で修理。修理費用は8000円でした。よかった。
最後に怖い事故の話を
レッカーの人に冗談でこんなことを言いました。

少し走りそうだったから、気合いで夜の八木山バイパスを抜けようと思いましたよ(笑)
レッカーの人「良かったですよ。それやらなくて。多分死んでましたから。以前、同じくバッテリーランプ点灯しているのに走っていて事故った人がいたんですが、即死でしたよ。八木山バイパスには長いトンネルがあるんですが、夜間走ると、バッテリーランプがきれたらエンジンがストップするので電気もつかなくなります。つかないまま停車してたら、後続車が追突して軽トラなんて一瞬で潰されるでしょうね。良かったですよ。走らなくて」

はい・・・・・・・・冗談でも言いません。みなさんもお気をつけて。事故ったらまずグーグル。保険会社の流れです。トラブルをうやむやに進めるともっと大きな事故が起きますよ。そしたら家族も地獄へ叩き落とされます。
人のフリみて我がフリ直せということで!くれぐれもご注意!