こんにちは。地域おこし協力隊の手島です。
地域おこし協力隊の仕事もそうですが、別分野の人たちとプロジェクトを進めるとぶち当たる、意見や考え方の違い。この解決方法は様々ですが、「勉強会」という方法をおすすめします。
多様さのデメリット
11月8日(木)知恵の輪委員会でした。今回は「勉強会」が目的です。
そもそも知恵の輪委員会とは、
こちらに1回目の様子まとめています。
1、2、3回と会を進んで思ったことは、それぞれの分野から人が集まっているので、評価軸や判断軸が違うということです。意思決定の際には、根源的な部分で考えの相違がおき、うまくまとまらないように感じてました。
例えば、産業の作り方においても
①小さいことをコツコツと積み重ねていく
②中心施策になるような大きなアイデアを実行する
この2つに正解はありません。それぞれがどこに判断基準を置いているかだけです。
他にも、
①町内にある資源を使って産業を起す
②外からの資源で産業を起す
とか。こういう、ただでさえ分野が違っているのに考え方までずれていると意思決定の際にどうもズレが生じてくるように感じます。喉の奥に小骨が入っているような妙な違和感です。
一緒に共通のテーマで勉強し、評価基準を合わすことが重要です。
今回の勉強内容
・人口減少と地方創生について
・人口減少と産業のパラダイムシフトについて
・香春町の産業分析
→小さい町は総力戦になる。全ての中小事業は、この大目標に収斂されるくらいでないといけない。
勉強内容は固そうですが
具体的な香春町の数字、漫画を使った未来予想、タケノコ農家での例えなどもあり、わかりやすかったです。
そのあとにグループで意見を交わし合いそれぞれが思っているところを共有しました。この1回でグループの考えを理解したとは言えませんが、共通の課題について勉強したことで統一した軸ができたように感じます。
評価基準の確認
今回学んだ教訓としては、
これは複数回になるかもしれません。事前に勉強会の前に上記のような目的もあるということを共有するのも効果が上がると思います。
個人での仕事においても、自分の説明に合わせて判断基準を確認するような意識を持つと、後の仕事の際に活きてきます。
自分の活動についてもう一度振り返る
今進んでいるプロジェクト「ピラティス教室」、「協力隊新聞部」なども評価基準のすり合わせを行うとにします。特に協力隊新聞部は、各地域の協力隊、女性が多い、役割がバラバラというようにそれぞれの判断基準が違う可能性が高いです。
みなさんも自分の取り組んでいるプロエジェクトに「勉強会」の要素を取り入れてみてください。