どうも。手島不動産の手島です。
今回しっくい塗りワークショップを企画し、2020年1月19日(日)11:00〜15:00で大学生グループのFIWCのメンバー10人にぬってもらいました。
参考記事:【古民家再生プロジェクトyori toko(よりとこ)】漆喰塗りワークショップを開催します!
段取り不足のとろこがあり関係者に迷惑をかけた部分があったんですが、無事故で予定通りの面積が終わったので及第点でしょう。メディア取材にも来ていただきました!その節はありがとうございます!
こうやって取材にも来てもらいましたが、企画者から見た漆喰イベントのレポートをしたいと思います。私の役割は企画運営・写真撮影・動画撮影・ドローン撮影・メディア対応を予定していましたが先述の通り段取りが悪かったためろくに写真・動画・ドローンができませんでした。
しかし、ブログは文字で書き起こせるため運営側の視点でイベントをレポートしていきたいと思います。(助かった・・・)
漆喰イベントの流れ
参加者達は糸島からレンタカーで来るので開始と終了が決まっていました。

通常であれば午前中に漆喰講座をして昼休憩。午後から塗り作業という流れが多いですが、今回は突貫で講座→塗り作業→ご飯という流れだったので通常よりも大変だったかもですね。
歴史や建築方法の説明・漆喰基礎講座
しっくり塗りのよいところは建物作りに参加できるという点です。自分の手で壁を塗るという行為を通じて建物自体への愛着につながると思っています。
塗る作業に加えて、建物の歴史や建築技法の説明などを聞くことも理解が深まり愛着がわきます。歴史や思いをオーナー、改修過程や進捗などを建築士の佐々木さんが説明してくださいました。私たちはこのイベントでの参加のみですが、大工さんなどたくさんの人たちが関わっています。


次に田川産業さんによる漆喰基礎講座が始まります。
漆喰講座を担当するのは漆喰メーカー田川産業の行平さん。かれこれ5回は漆喰講座を聞いていますが聞き慣れた私ですらのめりこむほどの神回でした!
漆喰の歴史、化学式、実験、笑い、マンハッタン、sikkui、そしてリクルート??思わず最後の方は「私も世界に連れて行ってください!!」と叫びそうになりました。
ライブ配信で撮影した動画(26分)なので画質や画角など見づらい点ありますが面白いのでぜひ見てください。14:00〜日本の漆喰を世界に!←おすすめ

しっくりを塗っている様子
基礎講座の後は塗り方の手ほどきを受けます。

私は裏で次工程の準備をしていました。ですからどんな練習をしていたかわかりません。こんな作業です。
と準備を終え12時半くらいから漆喰塗りがスタート。ライブラリー班と書斎班にわけぬりぬりしていきます。百聞は一見にしかず写真で皆さんの反応をご覧ください。






途中でNHKさんの取材受けたり。

「たか建築舎」facebookページにもたくさん写真があるのでシェアします!
最後は参加者(塗り手)のみで撮影。ここから見える壁は白の漆喰が塗られています。

皆さんお疲れ様でした!
参加者の声
会の終了時に参加者に一言づつ今日の感想をいただきました。

それぞれの感想書きたいところですが、事前準備から参加してくれた寺田愛理さんに感想の方を聞いてみましょう!
参考記事:【古民家再生プロジェクトyori toko】漆喰塗りワークショップ準備中。

漆喰塗りのどこが楽しかったですか?

細かい部分を塗るところが最初できなかったのですが、やり方を教えてもらいやってみると、だんだんできるようになり、夢中になっていきました。また、事前に効能等を教わっていたので、ただ塗るだけではなく、今後使われていくイメージをしながら塗っていけたので楽しかったです。塗りながら集中すると無言になっていったのですが、その中でもスタッフの方と漆喰のことや全然関係ないことまでお話できたのも、いい時間でした。

なるほど。他の参加者も言ってましたね。集中すると無言になるんですよね。では、逆に難しかったところはありましたか?

一番難しかったのは、平らできれいな表面にすることです!
何度塗り重ねてもコテの跡がついたり表面が削れたりとプロのようにはいかず、止められなくなっていきました。でも、綺麗にできるようになりたくて、やり続けていった結果、夢中になっていったようにも思います(笑)

やってみると左官さんのすごさがわかります。あのレベルには到底たどり着けるのか・・・。
では、最後にみんなが作り手として参加した「yori toko」がどんな場所になっていって欲しいですか?

地域の人がふらっと入れる場所ですかね。同時に福智町外から人がやってきて、くつろいだり地域の人と触れ合ったりできる場所になってほしいです。
その輪の中にFIWC九州も入り、活動の拠点として、時には地元の人たちと一緒に時間を過ごしたり、時には外から来た人として福智町でできることを考え実行に移せたら嬉しいです。
訪れた人が穏やかな気持ちで笑ったり、かつ、のびのびとアイデアを実現できるような場所にyori tokoがなっているのが想像できます。

ありがとうございました!これからも皆さん福智町で色々しかけていってください!またFIWC九州のinstagramにも感想書かれているのでそちらもごらんください!
反省点
久しぶりのワークショップということでいくつか反省点が出ました。しっくい体験会を企画している人はぜひ参考にしてください。
・塗り作業は乾きの問題があるので、いっせいに休むことが難しい。段取りがついた人がばらばらでご飯を食べるのがおすすめ
・疲れてくるにしたがって写真撮影枚数が減る。関係者のグループラインを作っておいて写真の共有などをすればよかった
・コテとコテ板は多い方がいい。たくさんの枚数を仕上げる時にコテがないと塗れない。今回は参加者数のみで準備
・関係者にどれだけ手伝ってもらうか。ここの線引きが難しかった。
・片付けまでの段取りを考えておけば良かった

などなど反省点は尽きませんがこれくらいにしておきます。
まとめ
今回は「【古民家再生プロジェクトyori toko(よりとこ)】漆喰塗りワークショップを開催しました!」の紹介でした!
SNSでの反応も良いのでぜひ継続してワークショップをやっていきたいところです。

塗る場所がないことにはワークショップは開けませんので興味ある方はぜひご相談ください!
ということで、これからもyori tokoプロジェクトには継続して関わっていきますのでお楽しみにしていてください。
最後に関わっている全ての関係者様、ありがとうございました!