こんにちは。手島順也です。
ドローンを飛ばす不動産屋、として福岡県香春町で不動産業を営んでいます。本業のかたわら、空撮、イベント企画、町から委託を受け「移住コーディネーター」として移住や空き家活用に取り組んでいます。
今回はドローンをどのように不動産分野に使っているかの事例を紹介します。
ドローン業界の方、不動産業界の方など参考にしてください。
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ドローン×不動産業界
最初に不動産業界とドローンは相性がいいことが言えます。
従来であれば職人が足場を組み、時間をかけて目視で行なってきた点検作業ですが、ドローンであれば機体を飛行させ、高いところから短時間で俯瞰することも容易です。建物検査(インスペクション)や工事現場の管理で利用されるようになってきています。
また、新築や別荘などを販売する場合においてのプロモーション動画でドローンが活用されます。
アメリカでは2016年以降に多くの不動産業者が検討客に見せる動画制作にドローンによる空撮を導入しました。不動産物件の外観を周辺環境ととも写し込むことでロケーションの魅力を伝えたり、内観についてはウォークスルーで見せることで訴求力を高めるような工夫をしています。
他社との差別化をはかるために、動画のクオリティを高めようとする狙いが見えてきます。
いやはや、動画の時代ですね。
不動産業務×ドローンの実例
では、私が最近行なったドローン活用の実例を見ていきましょう。概要把握と建物調査にドローンを活用しました。
実例①広い土地の概要把握
事業用土地の調査依頼。
1000坪を越す土地の全体像は空撮すると概要をつかみやすい。
周辺のインフラも撮影し、合わせて提案する。#ドローン#ドローンを飛ばす不動産屋
業界の不動産システムで売りに出されている土地をチェックに行きました。以前の写真が古かったこともあり、提案する前に事前に現地調査。案の定木が生い茂っていました。
そういったところを踏まえて、現状を把握するのにドローンで写真を撮りました。広大な土地の場合はなかなかイメージがつきませんので、上空からの俯瞰写真が効果を発揮します。
他にも、飛ばしてぐるりと周囲を見渡してみることで周辺状況もわかりました。具体的にはバイパス開通が見込まれていて、その点はプラス材料になるということを土地からバイパスの距離がわかる写真で説明しました。
実例②外壁調査
私が住んでいる九州、福岡は台風被害が多い県としても有名です。うちの実家は建設業を営んでいるんですが、台風後はいつも忙しそうに親父が家の修理に回っていたのを思い出します。
今回もそんな依頼でした。台風後にしっくい壁が一部飛んでしまい、保険請求時の資料として使う写真撮影でした。
今日は売地の調査×2、台風被害の外壁調査でドローンを活用。
報告書の作成も完了した。ドローン調査で費やした1日だった。
写真は広めの画、左右の写真、そしてズーム写真を撮っています。これからこのような需要の高まりを感じさせる一幕でした。
物件のプロモーション空撮はまだまだ数が少ないですが、そちらも意識して使っていきたいと思います。空き家バンクでは何度か使いました。
まとめ
今回は、「【ドローン×不動産】不動産業界にドローンを持ち込むメリット【実例あり】」の紹介Sでした!
引き続き「ドローンを飛ばす不動産屋」として活動していきます!