皆さんこんにちは。イベント企画が好きな手島です。
DIYやアウトドア、祭りなどの「体験型」イベントも好きですが、頭を使った「頭脳酷使型」イベントの割合を増やしていきたい今日この頃です。
そんな中可能性を感じているのが、「読書会」です。
電子書籍で簡単に本が手に入る時代になりました。本を読む機会が増えても、発表する場というのは少ないと感じます。ネットを使えばそういうコミュニティもあるんでしょうが、「読書する人=ネットコミュニティに属する人」、という関係にはならないように感じています。
香春町での読書会の様子
なので、リアルな場に「読書会」があればいいと思ってますし、手軽に始めれる読書会が増えていけばいいなと思っています。そしたら、イベント不慣れな人でもサクッと企画でき自分のコミュニティを作ることができます。
とまぁ、コミュニティ論まで話が進むとしっちゃかめっちゃかになるので、今日は純粋に読書好きな人がもっと読書を楽しむ方法の一つに「アクティブ・ブック・ダイアローグ」を紹介したいと思います。
アクティブ・ブック・ダイアローグとは
私なりに咀嚼すると
「みんなで本を分けて、まとめて、発表して、それについて話す」
ということです。それによって少ない時間で一冊の本が読める効果があります。
読書好きな人がもっと読書を楽しむ方法の根幹は「本の内容を話し合えること」かなと思っています。読書によって新しい知識を得て、それをどのように自分に反映させるのか、または読書によってどんな感情の揺さぶりがあったのか、を話せるということが楽しみだと思います。
でも、全然知らん人にそれ伝えても理解量の差だったり、熱量の差であったりでうまく伝わりません。同じ読書経験をしていることが重要になってきます。
ABD後の感想です。かなり興奮してますね。
日本再興戦略のABDをして思ったこと。テクノロジー革命で拝金主義は終わり、先進主義になりそう。ただそれだと対象が変わっただけなので、精神主義の割合も増やさないと個人の幸福にはつながらない。なので、俳句をはじめる。自分的には理にかなっている。
— テッシー 🏠空き家相談士🏠 (@teshishima) 2018年6月14日
かつ、ブロックチェーンと仮想通貨は投機目標でなく仕組み理解のための勉強をはじめる。儲けよりも、良心的な使い方を模索する。どうやって勉強したらいいかわからんので、ツイッターでフォローからかな。
— テッシー 🏠空き家相談士🏠 (@teshishima) 2018年6月14日
ということで実際に2回体験した私が、どんな流れだったか説明しますね。補足で、ファシリテーターがいる場合運営方法などは変わっていくみたいなので、一事例として見てください。
ABDの進め方
①集合・挨拶
参加メンバーと顔合わせ。簡単な自己紹介。同じテーマと同じメンバーでやることはほとんどないので一期一会の世界。
②ルール説明
ABDの流れや読む章を決めます。日本人は譲り合いの精神があるのであまりもめないですね。私の場合は一度読んだ本だったので、ここをもう一度読みたいという場所がありました。
③熟読・まとめ
1時間くらいで各章を読みまとめていきます。本の分量にもよるんですが、意外に時間少ないと感じます。読むだけは楽勝ですが、6枚くらいのスライドにまとめるのが時間がかかります。
その後、発表も控えているのでどう切り取るかはかなり重要です。私は1回目はがむしゃらに頑張って書いたんですが、内容を理解してない部分を盛り込んだので発表時に苦労しました。
なので二回目は「理解」したことを「まとめ」、かつ「図」と「イラスト」を書くのを課題にしました。そんなんしてたら、結構ギリギリです。残り5分とかで終わってない時の絶望感たるや。メガネのイラストが書けず、必死でスマホでイラスト調べて描きました。機械義手と記憶を留める装置とかもう何をモデルにすればいいか迷いました。でも楽しかった。
④発表
2分で発表していきます。1枚20秒換算。時計見ながらできないので、ある程度頭でまとめて挑みました。2分の壁はなかなかで全部発表できない人もでてきました。
結局、各章しか読んでないのでみんな半分くらいの理解度で説明することになります。このバランスが面白い。全部理解だと時間がかかるしレベルの差が出る。半分理解くらいのゆるさが楽しさのポイント。
⑤全体図の質問・議論
質問に沿って進行しますが、結局誰もこの本の著者じゃないので質問に対して明確な答えを返せる人はいません。こうじゃないか、別の章に書いてあった、などいろいろ試行錯誤できます。
知識に偏ったら意識して戻すのもありだし、誰もわからんブラックホール状態に陥ったら自分の生活に当てはめて考えたり、ファシリテーターが誘導するよりも全員が共通認識を持った上で引っ張り合うとめりはりが効きそうですね。
まとめ
読書好きな人がもっと読書を楽しむ方法として「アクティブブックダイアローグ」を紹介しました。今回は「楽しむ方法」として紹介しましたが、
次回は「コミュニティ作り」とか「個人能力の成長」という側面からもまとめていこうと思います。