どうも、活字大好き協力隊の手島(@teshishima)です。今回は書評です。
SPEEDという本を読みました。もっともっとスピードアップして色々な案件に関わっていきたいと思う今日この頃。パソコンやスマホを使っての事務作業の効率化も図りつつ(ipad導入、書類→データ化)、頭の中自体もアップデートしたいと思っていました。
事務作業の効率化がハードの改善なら、頭の中はソフトウェアのアップデートですから。
そんな時に見つけたのがこの本。この本は
- 仕事や遊びをバリバリこなしたい人
- 漠然とした不安を解消したい人
- ファシリテーター、ファシリテーター目指している人
などにもおすすめです。では、さっそっくレビューしていきます。

メモ書きを続ければそのスピードは常人の何倍か、何十倍かになる
「メモ書き」というキーワードが出てきます。常人の何倍か、何十倍かになる・・・こういう文言が出てくると、世の男性はワクワクします。
前回のブログで「コツコツが大事」だと言ったものの、やっぱり一発逆転を狙っているのです。そのために、「精神と時の部屋」、「鬼の強化合宿」、「進研ゼミのサクセスストーリー」などに期待し、そしてあんま変わらなかったを繰り返していきます。
この本に書かれている「メモ書き」も毎日10分ほどのメモ書きを繰り返すと、劇的に変わるよ。と言っているので1日で人生が変わるわけではないです。
詳しくは本で。私は取り入れてみようと思っています。
お勧めした形でメモを毎日10ページ書き続けると、驚くほど頭がすっきりしていく。頭がすっきりするのに加え、優先順位が明確になって、仕事のスピードが上がっていくことを経験されたのではないか。
「SPEED」より参照
単語登録を200〜300個する

なるほどな。200から300ね。と唸ってしまいました。まだまだ甘い。速さを求めるのならそれに対する努力を惜しんではいけない、ということを思い知らされました。
私も辞書登録はしているんですが、「自分の登録ルール」が曖昧だったので、なかなか登録まで進まず、スペースキーをえっちらおっちら押して対応していました。猛省。
このページを読んで取り組んだ1発目の登録が「アイフォン」です。
今までは「あいふぉん」と書いて変換すると「愛フォン」と出ていました。
これ地味にいらつく。
なので、「あい」→「アイ」にしてから「フォン」と打ってました。おそらくアイフォンだけで10秒は無駄にしてました。

住所、サイトアドレス、ハッシュタグ、などは登録して活用できてたので、細かい辞書登録もしていきます。
著者である赤羽さんの登録ルールを参考にどんどん辞書化していきましょう。
メールや書類作成のスピードを大幅に上げるには、単語登録が鍵になる。しかも10個、20個ではなく、200〜300個くらいすると入力が驚異的に速くなり、大変快適に仕事が進む。
「SPEED」より参照
フレームワークは会議や議論で威力を発揮
協力隊として町おこしに携わっていると、内外問わず多くのワークショップに参加したり、ファシリテーターを務めます。いわゆる、「ワークショップ慣れ」しやすい職種が協力隊です。

ワークショップ慣れするとどんなことが起こるか?
ある程度「ワークショップの答えっぽいもの」が見えてきます。
極論を言うと、ワークショップも多数決みたいなものなので、いくら革新的なアイデアを思いつこうが、グループの多数が追いついてないなら、グループの答えとして採用にならないです。
特に初対面の人同士がグループを組んでワークショップをする場合、テーマとは別に「物事を整理するための枠組み」を決めておくことが大事です。かなり議論したあとで基準がずれていることがわかり徒労感におそわれることが多いから。
以前あった例は、
ビジネスプランを初対面の6人が集まって話し合うことになった。アイデア出しという位置付けだが、真っ二つに別れてしまった。3人は「革新的なアイデア」を話し合いたいグループ。残りの3人は「確実性が高いアイデア」を話したいグループに別れてしまった。
そう考えた基準をお互いわかってないと話が前に進まない。もしくは決まりかけてきたものが最後に覆ってしまう。

お互いのグループの考えに良い悪いはないので、一つの答えとしては、どちらかに寄りつつも、反対グループの主張を入れてあげるようなプランでしょう。
確実性のあるビジネスプラン(例えばゲストハウス)の宣伝に革新的なアイデアを込める(例えばドローンでビラ配る)とか。
フレームワーク(物事を整理するための枠組み)をテーマを話しあう前にあらかじめ決めて基準を明確にしておくと、話が拡散していかない。
かなり目から鱗の考えだった。参考に使っていきます。
多くの場合、皆、自分の案を主張することに精一杯で、なぜその案にいたったか、どういう基準で選定したか、どういうオプションを考えたかを丁寧に説明しない。基準が違えば何を選択すべきかも変わってくるが、きじゅんそのものもそこまで考え抜いてないので、だらだらと議論が続き、かなり時間がたったところえ判断基準が実は同じでなかったことに気づく。
「SPEED」より参照
まとめ
今回は、「書評:速さは全てを解決する『ゼロ秒思考』の仕事術 SPEED」でした。本には、上記の課題をどうすれば解決できるか、訓練法までしっかり載っているので興味を持たれたみなさんは、ぜひ、本を購入して肉体化してください。
1,000円ちょっとでレベルアップの要素が身についたら長い人生においてかなりの先行投資になりますね。
読んでいただいてありがとうございました。それでは!