先日こんなツィートをしました。
このツィート反応が良かったです。
地域おこし協力隊と自治体広報誌はきっても切れない関係です。
今回は全国の自治体広報誌から見る情報発信の仕方を書いていきます。
- 協力隊で広報誌作成に関わっている人
- 情報発信の参考にしたい人
- 自治体の職員さん
などを意識して書きます。
広報誌って何?香春町はどう?
今回の広報誌は自治体が出している広報誌のことです。私も香春町に来るまでほとんど読んだことがなかったです。だいたいの目的はここに集約されるかと。広報誌がない自治体はなさそうですね。
広報誌とは
官庁や自治体,団体,企業が,不特定多数の人々に向けて,その機関の活動を紹介宣伝する目的で刊行する逐次刊行物. PR誌ともいう. 体裁や内容の面で一般の雑誌と変わらないものも増えている.
香春町広報誌のバックナンバーはここです!
ツィートの広報はまだバックナンバー化されてないですが、以前の広報はこちらから見れます。いくつか協力隊ページ抜粋しますね。



香春町でも、住民向けに町の情報や活動をPRする目的で毎月発行されています。その中の1ページを協力隊ページとして活用させてもらっています。
自治体広報誌No1を決める大会:全国広報コンクール
地方自治体の広報活動の向上を目的に、各種広報作品について優秀作品を表彰するもので、日本広報協会の主催で毎年実施されている大会が「全国広報コンクール」です。
色々な賞があり、デザインも素晴らしい!詳しくはこちらから。
雰囲気を掴んでもらうためこちらからも抜粋します。


お次は香春町の隣、福智町の広報誌です。クオリティが高く総理大臣賞も数度受賞。


「広報 Miyoshi(みよし)」から学ぶ3か条
私も協力隊として役場に関わっていることもあり、広報誌を作る難しさは少しわかっているつもりです。ターゲットは住民になるのでその住民の割合を見ると年齢層は上がり、そこをターゲットにすると、若い人が読んでもおもしろく・・・!$%&#%&&(&’%#$%”’&)(’0)0&’$%%””
・・・という性質を広報誌は持っています。そんな広報で改革を起こした人物がいます。こちらのインタビュー記事をもとにポイントを3つ学びましょう。

保存用パンチ穴の廃止
細かいところなんですが共感しました。一度決まったことをなかなか変えづらいのが行政ルールです。パンチ穴がなくなれば読者は増えるのか、という反論にどう返したのか聞いてみたいです。
「塵も積もれば山となる」ということわざがありますが、こういった細かいことを積み重ねた結果が日本一になった要因かもしれませんね。私たちは、一発で最高の効果を得たいと思いがちですが、なかなか一発逆転というのは起きません。
「左を制するものは世界を制する」
「百の薔薇より、千の褒め言葉」
「マグロが逃げるスイミーの策」
「元気玉じゃないと魔神ブウは倒せない」
どれも細かい積み重ねが大事という格言です。
写真を全面に載せ、題字もローマ字に変更。慣例で開けていた保存用のパンチ穴もなくした。「愛着があるのに」「海外かぶれか」……などと、半年間の「改革」に住民からの反発もあった。
町役場の星。広報誌「日本一」への挑戦。より
これなら読みたいと思う特集
広報誌に限らず、全ての情報発信ツール(新聞、テレビ、ネット、SNS、口コミ)は1を100にする力があります。0を1にするとそれは「捏造」。
では、元のコンテンツが100の面白さを持っていたら?100は100のままなのか?100は1000にも2000にも跳ね上がるでしょう。それくらい元ネタは大事だということです。
元ネタの鮮度や品質が良ければそのまま出してもいいが、そうじゃない場合は少し料理や飾り付けをして出すこともできます。あれ、料理の話になってきた・・・
自分のSNSも投稿内容の鮮度や中身をよくすることを第一に考え、次はそれをどう手を加えていくか考えるといいですね。

「僕が作った広報誌は、町の情報を上から目線で住民に伝えていたにすぎなかった」。デザインやレイアウトだけを変えるだけでなく、中身を変えなければ、と気づいた。
町役場の星。広報誌「日本一」への挑戦。より
無機質な「町のお知らせ」でなく、住民が「これなら読みたい」と思うような目玉の特集を組もう。自ら企画し、取材を始めた。
芸能人・吉澤ひとみの起用
これは狙ってはないでしょうが、皮肉にも「吉澤ひとみ=三芳町」で覚えてしまった。
飲酒運転は絶対しない。

まとめ
今回は「自治体広報誌を知ってるか!?」という記事を書きました。これを機に自分が住んでいる広報誌を見てください。ちらっとでもいいので。
広報やSNS担当、インフルエンサー、情報発信をやっていく協力隊は全国の広報誌を参考に。雑誌よりも制約(ターゲット、行政配布)がある分、広報コンクールで上位に入っている広報誌は読みたくなるような仕掛けを施しています。
それを分析するのもおもしろそうですね。
最後に、広報かわらはネットでも読めるから協力隊の活動だけでも(こら!)読んでください。リンク貼っておきます。
参考:広報かわら
よろしくおねがいします!