不動産業での起業を考えている手島です。起業もしくは個人事業主で考えてますが、宅建試験に合格したからといって開業できるわけではありません。
むしろ、資格取得と開業はまったく別もので、宅建資格を持っておくと「重要事項説明」といわれる業務ができるというわけです。宅建業を行うのはまた別物です。今回は資格取得にスポットをあてます。
資格取得するにはいくつかのステップがあります。まずは「登録実務講習」というものをクリアしなければいけません。
- 協力隊として宅建業を開きたい人
- ローカルで不動産業を開きたい人
- 起業方法の一つとして不動産業を考えている人
- 空き家問題に関心がある人
などにおすすめです。
登録実務講習とは
合格から宅地建物取引士証を受け取るまでには大きく3つの申請ステップがあります。
- 試験受験
- 資格登録申請←今ここ!
- 取引士証交付申請

合格したら取引士証渡しても良さそうなもんですが、ここまでプロセスを分けるのには、すぐに資格を使わない人や(宅建持っていると重要事項説明ができます)、登録や交付申請の段階で講義や勉強を課し一定以上の水準まで知識レベルをあげているのかもしれませんね。
それで、話を戻すと今回のタイトル「登録実務講習」とは2の資格登録申請をするために必要な条件です。
図にもある通り、不動産業者で2年以上働いている人は免除になります。私の場合は実務経験がないので勉強して一定知識を入れておいてください、ということです。
登録実務講習で驚いた点
私はこのサイトを参考にTAKKYOという会社の登録実務講習を受講する予定です。東京での開催が多いですね。合格して1日経つと福岡の登録実務講習は予約で埋まっていきました。地方開催は東京よりも少なくなるので、その点は注意した方がいいです。

申し込みから2、3日して登録実務講習のテキストが届きました。登録実務講習の内容としては、教材を使っての1ヶ月の勉強をした後に、2日間のスクーリング、そして試験という流れです。

如何に水滸伝からの誘惑を断ち切るかが合格のポイントになりそう
合格率80%以上
スクーリング講義の終了後に「終了試験」を行いますが、この試験では、本書及び別冊演習編を参照しながら(見ながら)受験することが可能です。
一般社団法人TAKKYO 「登録実務講習テキスト」より抜粋
宅建試験の合格率が15%前後なのに対して、なぜ登録実務講習が80%以上の合格率があるのかというわけはここですね。
調査項目多い
実務経験を補完するための講座になるので、宅建試験と違い中身はかなり日常の業務に寄っていますね。その中でも、調査の項目は全体が21章ある中で、5章もあります。
- 物件調査総論
- 公簿等による調査
- 聴き取り調査
- 物件現地調査
- 設備・施設の調査
- 法令上の制限調査
勉強方法
高い合格率からもわかるとおり、宅建試験に比べれば受かりやすいのでしょうが、余裕をかますと足を取られるので(2回試験落ちた)、現状の勉強方法を考えてみます。
終了試験がテキスト持ち込みがオッケーなので、スグーリングまでに全体読みを7回しておいて、3つの段階までもっていこうと思います。
- テキスト全体像を把握(1〜3回目)
- どの場所に何が書いてあるかを把握する(4〜6回目)
- 3年間の空き家バンク経験と重なる部分はしっかり読み込んでおく(〜7回目)

まとめ
以上、登録実務講習を受けるまででした。日常業務についての勉強なので資格試験よりもある種の緊張感があります。テキストでの知識補充プラスどこかの不動産会社での研修も目論んでいます。
理想と現実
知識と現場
そのあたりも意識してステップアップしていきます!