こんにちは。香春町移住コーディネーターの手島です。
移住して4年目の月日が経ちました。嫁と2人でのスタートが1年目に娘が生まれ、4年目にもう1人息子が誕生します。
「移住先での出産は不安じゃないの?」という相談があったのでその解決方法を提示しておきますね。
・地方への移住を考えている家族
・出産間近の妻がいる旦那さん
・旦那に出産を意識して欲しい妊婦さん
などの基本的に旦那さんに向けて執筆していきます。
案ずるより産むが易し、だが周りにも頼ろう
「案ずるより産むが易し」ということわざがありますが、これが答えかなと思います。
【案ずるより産むが易し】
お産する前は本人も周囲の人も色々と心配することが多いが、終わってみると案外たやすく済んでしまうものであるということから。
「故事ことわざ辞典」より
出産に限らず、物事は事前にあれこれ思い悩むよりも、実際はそれほど難しくないということ。
あまり取り越し苦労をするなという慰めの意味で使われることが多い。
ことわざというのは、何十年、何百年も伝わる「あるあるネタ」を人生の公式に直した言葉たちです。

いつごろから生まれた言葉なのかはわかりませんが、鎌倉時代にも、江戸時代にも、大正時代にも同じように心配していた妊婦さんがいたということでしょう。これは、田舎でも都会でも海外でも同じことだと言えます。
ですから、冒頭の「移住先での出産は不安じゃないの?」という質問の答えとしては、地元でも移住先でも不安はつきないということになります。
なので、旦那側としては断固として「案ずるよりも産むが易し」だよ。と妻に言ってあげるのがいいです。こっちが焦ると不安は倍増されますからね。この言葉を言ってお互い落ち着いてから、じゃあどうすれば不安が解消されるかを考えていきましょう。
周りの人に頼ろう

出産が近くにつれて課題が見えてきます。例えば、妻が入院している最中は家のことどうすればいいんだろう?とか、仕事の上でどうしても出張が入るな、とか。
全て旦那側ができる場合は別ですが、私は家のことはあまりできないため、周りの人に頼るべく色々お願いをします。
隣に住んでいる大家さんに預けるかもしれないと伝えたり、友人になんかあったら迎えに言ってと頼んだり、ママ友が娘を預かってくれると言えばそれに甘える決まんまんだったりと。
産む前から細かく考えすぎて不安になるのではなく、ざっくり考え色々な人に頼る算段をつけておけば「移住先で出産する不安」は少なくなります。
人に頼ることの理由

出産は多分10回も経験しないので、全て調べて解決策を考えるよりも、わからないことはどんどん人生の先輩たちに頼もうと思っています。
妻には出産に集中してもらって(リラックスしてもらって)、旦那はそういった頼る算段をつけていくのがいいですね。
娘の出産
一人目の娘ができた時は移住1年目でした。移住してすぐに妊娠がわかったので、妻はそのまま働くことなく出産準備。なかなか大変だったと思います。
私は地域おこし協力隊の仕事で色々な人と会い田舎暮らし生活を楽しんでいるのに、妻は見ず知らずの土地での出産で不安になっていました。(初出産でした)
出産前後に妻のお母さんが1月ほど来てくれて助かりましたが、近所の人たちにもお世話になりました。私の飯を食べさせてもらったり、食べ物を差し入れしてくれたり。
当時は妻と娘が入院したら私しか残らないので、ごはんの差し入れが多かったんですね・・・
よく善悪論で田舎のシステムがいいか悪いか語られますが、困った時に助けてもらった恩を次の世代や人に送ることで田舎のシステムの多くは成り立っている部分があります。普通に生活していると、それほど意識することはないですが、この積み重ねが、災害、事件、事故、自分が困った時、仕事上での助けにつながっていくので善悪で語ってはいけない部分だと思います。
そんな助けてもらった娘もこんなに大きくなりました。
できることはやっておこう【読書・スケジュール調整】
とは言え、「案ずるより産むが易し」だけだと無策ちゃ無策なので、できることは確実にしておいて不安を解消しましょう。これは旦那さん側へのアドバイスです。
読書で出産が何たるかを知る
出産や子育ての漠然とした不安というのは、何に不安になっているかわからないから不安になります。そのためにはまずは何がわからないかをわかる必要があります。人から聞くのもいいですが、まずは読書とか漫画で概要を掴み、それから人に聞きましょう。
子供が生まれる幸せを書いたエッセイ。父になることは楽しいことだと思わせてくれた本です。
スケジュール調整
出産予定日はわかるので、ある程度早めにざっくりとしたスケジュールを考えましょう。人生において出産というのは何度も経験することではありません。なるべく妻が安心するようなスケジュールに。
私は開業時期がちょうど出産と被ってしまったため、開業は仕方ないとしても営業開始時期を出産後にずらしています。
サラリーマンだと難しいかもですが、周囲の人にサポートしてもらう環境は作っておくのがいいです。声かけだけでも違います。
まとめ

ここまで旦那さんへのアドバイス的に書いていますが、出産の主役は妊婦さんであり、生まれてくる子供です。旦那はあくまで主役をひきたてる脇役にしかなりません。
案ずるより産むが易しということを念頭にどっしり構えて不安を解消してあげつつ、細かく動いて妻のサポートをして新しい家族を迎えましょう!
今回は、「【移住先での出産】案ずるよりも産むが易し、だが周りにも頼ろう」の紹介でした。