春が香る町、「香春町」からこんにちは!移住コーディネーターのテシマです!
ドローンを飛ばす不動産屋、として福岡県香春町で不動産業を営んでいます。本業のかたわら、ドローン空撮では点検分野を中心に不動産×ドローンという新ジャンルを開拓中。町から業務委託を受け「香春町移住コーディネーター」として移住や空き家問題に取り組んでいます。
それはそうと、ライフワークの空き家調査に行ってきました。
移住者を増やすためにも受け皿となる空き家や物件の確保が急がれます。また、移住コーディネーターとしても香春町は全て歩いたと自信を持って言えるようコツコツ調査をしています。
調査の手順などは手探りでやってますが、何回か行ったことで必要なツールが見つかったのでまとめておきます。
・新規開業の不動産屋さん
・空き家バンクを担当している地域協力隊、行政職員
・空き家問題に関心がある方
に役立つようまとめていきます。
目次
空き家調査で必要なツール三選はこれだ!
歩きながらの調査で必要なツールを絞りました。それがこちら。

①名札ネックストラップ
②自己紹介用パンフレット
③グーグルマップが入ったスマホ
これが空き家調査の経験から導き出した必要なツールです。そのままにしている空き家をどうにか「空き家バンク」に載せようと動くことが目的なので、「情報収集」、「大家さんに訴えかける資料」、「場所の把握」が必要になります。
各ツールの説明と理由はこちら。
空き家調査で必要なツールの説明と理由
①名札ネックストラップ

使い方としては、常に首から下げておき住民と話すときにさっと見せる用です。
地方で道端をキョロキョロしながら歩いていると確実に不審がられます。その不審感を緩和する方法はいくつかあるんですが、空き家調査をしているのは確かなのであんまり不信感を消す方向に意識がいくのも違うかと。
というわけで、どうせ不審がられているのなら情報収集も兼ねて話に行きます。そこで活躍するのがネックストラップ。ちらっと見せてそのまま堂々としていればいいんです。名刺を出したりする作業がけっこう面倒なんですよね。(もちろん必要な場合は渡します)
「何目的でここにいるのか」をはっきり示し納得してもらい、自分が何者なのかの宣伝にもなります。
②自己紹介用パンフレット


名札の効果を倍増させるために必要です。基本的には口頭で説明や情報収集をするんですが、ちょっと込み入った話とかの場合はパンフレットで情報を補完するといいです。
基本的に空き家には人が住んでないので、そこに投函しても反応が少ないです。建物の外観で空き家かどうかはある程度わかるので、そこからは近所の人に情報を伺うしか方法がありません。空き家の大家さんも近所に話している可能性が一番高いです。
という理由もあって、近所の人がつながっているのならパンフレットを渡してもらえる可能性があります。①自己紹介パンフ(実績、移住コーディネーターについて)、②空き家バンク概要
の2枚を渡しています。
③グーグルマップが入ったスマホ

空き家情報はどこまで記入すればいいか悩むところです。私は全ての空き家が活用可能だとは思っていないので、効率的に動くことを重視しています。一件一件メモをとってたら歩き終わるまで何年かかるの?となってしまいます。
まったく不動産屋がついてない空き家、不動産屋がついている空き家、空き地、空き店舗など記入する項目が多すぎると効率的にまわれません。
私は歩いて空き家を見つけたら、グーグルマップの該当の場所にラベル『空き家』をはって場所を特定させています。いくつかマップ系で色々試しましたが、シンプルで早いグーグルマップに落ち着きました。
これにより、散歩並みのスピードで見つけたらメモ、見つけたらメモという具合にスピードアップできます。まずは全体の空き家の数を見つける、ことをメインに動いています。
今までの空き家調査

上記の点を意識して空き家調査を行っています。成果は・・・と発表したいところですが、苦戦中ですね。大家さんと直接会えるわけではないので、うまくいったら近所の人が良い反応を示してくれたというところでしょうか。
目先の目標は空き家バンク物件の増加なんですが、香春町のことを知る、歩いて調査をすることで周知してもらうなどの遠目の目標もあるので、あまりがつがつ成果を求めずに歩いていない場所に行くことを日課にしていきます。

空き家問題の私なりの解決方法はこの記事でまとめています。
まとめ
今回は普段私が空き家調査で使っているツールを中心に使い方と理由を紹介しました。歩いてみると、普段データでした見えでなかった個々の事象がリアルに感じられます。具体的には、空き家問題のやばさですかね。
空き家問題の解決に向けて、私なりの一歩を進めていきますので香春町の皆さんよろしくお願いします。また、全国の空き家問題に挑んでいる有志の方々。色々と組んで解決策を見つけましょう!